活動日記
2013年1月12日
FABLAB Kitakagaya とモノづくり検討会議!

北加賀屋の協働スタジオ“コーポ北加賀屋”に来年4月から新しく拠点を構える「FAB LAB Kitakagaya」さんと一緒にワークショップをしました。

「FAB LAB」とは・・・

FabLab(ファブラボ)とは、3次元プリンタやレーザーカッターなどのデジタル工作機械の普及によって実現される「新しいものづくり」の可能性を、集う多様な方々と共同で開拓していくための実験工房です。現在、草の根的につながっている30ヶ国以上に広がる地球規模のネットワークの一部でもあります。国内外のFABネットワークとゆるやかに連携しながら活動しています。
[http://fablabjapan.org]

現在日本では、鎌倉、筑波、渋谷の3つの拠点があり、この北加賀屋は4つめで、関西初のFABLABということで、大きな注目を集めています!

FABLAB KitakagayaさんのHP:http://fablabkitakagaya.org

今回、オープンにむけての準備でお忙しい合間をぬって、北加賀屋みんなのうえんとのコラボモノづくりの為にお集りいただきました!

今回のワークショップのテーマは、「ファブラボのテクノロジー機器を使ってつくれる、農園に欲しいものを考えよう!」というもの!!
手作業ではなかなか作れなくて諦めていたものも、FABLABさんの機械をつくれるようになるかも!?ということで、

【FABLAB でできること】
【みんなのうえんで欲しいもの】

をお互いに出し合い、コラボで制作するモノを決めようというものです。
色々なFABLABさんでの制作の事例をみながら「こんなこともできる!」ということが分かれば、モノづくりの可能性を拡げることができそうじゃないですか?

まずは、「FAB LABってなんなの?」ということで、FAB LAB Kitakagayaの白石さんに『FAB LABでできること』を動画を交えながら紹介していただきました。

コンピューターに入力した図面通りに、自動で木材を削りだしてくれる機械など、見たことがない加工技術に、終始みなさん驚きっぱなし・・・

スゴいです!

その後はstudio-Lの曽根田さんから、今回のワークショップの進め方について説明していただきました。

今回は、
・FABLABでできることカード
・みんなのうえんで欲しいものカード(以前のWSの意見を元に作成)
を事前に用意しておき、そのカードをお互いの意見を出し合いながら、
「WANT(欲しいもの)」
「NEED(必要なもの)」
「CAN(つくれるもの)」
という3つの円の中に配置していきます。
そのときに、他の意見に触発されてでてきた新しいアイデアは、どんどん付箋紙にかいて追加していきます。

そうやって情報を整理していって、最終的に3つの円が重なる部分が今回つくるものになる!というモノです。

早速、まずはカードを見ながら整理していきます。

FABLABさんのカードを見ながら、一つ一つ丁寧に機械でどんなことができるのかという説明をしていただけました。

それを聞いて、メンバーのモノづくり魂にも火がつき、議論も白熱。

途中で、実際に持ち運べるFAB機材の「クラフトロボ」でデモンストレーションもしていただきました。

これが、クラフトロボ。

これは、図面通りに紙をカットしたり、切り抜いたりしてくれます。
ブログ初めの画像は、実はクラフトロボで実際に切り抜いたものでした!

さらに切取りデータさえあれば、こんなものも簡単につくれます。

データと機械さえあれば、世界中どこでも同じものができるのってすごいですね。

そして途中では、農園サークル活動「こんだて部」の記念すべき第一回目”テリーヌ“が振る舞われたりも。

かなり美しいできばえに大興奮!お味も素敵でした^^

そしてそして、FABLABメンバーの方が、FAB機械でつくった、手作り飛行機を披露!

ラジコンの要領で羽根がぱたぱたと動き、空を飛びます。狭い事務所ですが、飛ばしてみました!

その後もひきつづき話し合いを行い、つくるものが3つ決定しました!

それは実際につくったときまでのお楽しみにしようと思います!
モノづくりは少し先になりますが、5月に行う予定です。
乞うご期待!