10月19日「北加賀屋みんなのうえん祭 2013」を開催しました!
当日は、台風の影響であいにくの天気でしたが、来場者約3,000人と、予想以上のお客さまが来場されました。
イベント当日の様子をレポートします!
場所は、北加賀屋で一番大きな文化発信拠点「クリエイティブセンター大阪(CCO)」。
その中の“赤鉄骨下エリア”を中心に展開しました。
これまでの活動でお世話になってきた農や食の専門家の方々や、北加賀屋のアーティストや飲食店が一同に集い、農や食、アートが融合した楽しいコンテンツ満載のイベントです。
出店していただいたお店は、どこもこだわりを持ったお店ばかり。
まるで夢のようなマルシェが実現しました!
それでは、造船所跡地に現れた、一日限定の美味しく楽しいマルシェの様子をご紹介していきます!!
まずは、北加賀屋みんなのうえんメンバーによる「グリーンスムージーWS屋台」
グリーンスムージーは、これまで1年間の活動の中で、それぞれが研究に研究を重ねて作り上げてきたレシピにさらに改良を加えた自信作です!
もはやみんなのうえんの顔といっても過言ではない、このグリーンスムージー。
「去年名村でやってたスムージ、今年も行きたい!」と言って来てくれた小さな男の子もファンもきてくれました。ありがとうー。
みんなのうえんのグリーンスムージーは、「自分でつくる」がテーマです。
メンバーのアドバイスを元に、一人一人、オリジナルのグリーンスムージーをつくることができます。
スムージーの材料には、農園から根っこごと移して持ってきたバジルやピーマンから、直接その場で収穫していただいたものを入れていただきました。
ピーマンやバジルを入れてもフルーティーでおいしいグリーンスムージー。
“自分でつくる”グリーンスムージーを、多くの方に楽しんでいただけました。
ブースは大盛況で、のうえんメンバーの喜びもひとしおでした!!
そして、昨年、みんなのうえんでも開催し、大好評だった種から育てる子ども料理教室。
いつもは、みんなのうえんを舞台に活動を展開しているのですが、この日の舞台は「みんなのうえん祭」の会場です。
りえ先生と堀田先生に教わりながら「タネだんご」と「めしのタネ」を作りました。
「めしのタネ」とは、保存食(今回は高野豆腐がメイン)だけで作ったコロッケのことです。
みんなで作った料理は、キレイを並べて、まるで庭のような風景をテーブルいっぱいに作ります。
楽しそうに参加する子ども達の様子を見ていたお母さんも参戦し、大いに賑わいました!
この日の子ども料理教室の様子は、こちらのブログでもみることができます。
こちらは最先端のハイテク機器を備えた市民工房・FABLAB Kitakagayaと、アーティスト・國府理さんのワークショップです。
「みんなカーゴ」という、収納付きの可動イスをつくることができます。
農園でも座りながら移動もできて、かがんだ体制が多い農作業を楽にしてくれます。
さらに、収穫したものや作業道具を収納することもできるすぐれもの!
みんなのうえんでも、近々、この「みんなカーゴ」づくりワークショップを開催したいなと思っています。
「泉州おむすび オトメゴコロ」さんのおむすびは、何と開始1時間で売り切れ!
お忙しいなか、みんなのうえん祭に駆けつけていただき、ありがとうございました!
無農薬や有機栽培で育てられたこだわりの野菜もマルシェに並びました!
今回は「やさいやさん」や「ととろみファーム」さんがご提供くださいました。
「ととろみファーム」さんのししとうの袋詰めは大好評でしたし、
「やさいやさん」のおなじみ「タネガチャ」も登場しました!
滋賀でkonefaとして活動する「みたて農園」の立見茂さんのお店は、自慢のお米や、米粉クッキー、畑の土で作ったお茶碗などが並びました。立見さんのお米でたくおにぎりは本当においしいんです。
こちらは、両判やさんの「両判弁当」。新鮮な食材と、それを活かした料理で、北加賀屋の健康をささえている両判やさんらしい、とてもおいしいお弁当でした!こちらもすぐ完売~
北加賀屋のお隣、木材のまち平林から来て下さった木育フォーラムさんは、桜の木のお箸づくりワークショップ。
素材も作り方も、こだわりのお箸です!
自分で作ったお箸は、愛着がわきますね。メンテナンスすればずっと使えます。
その他にも、みんなのうえんの土づくりを監修してくれている石山陽介さんのチームは、安納芋や手作りの梅酒など、肌寒い雨の日にぴったりの温かいお食事を提供してくだいさました。
大阪・十三から来ていただいた、オーガニックコミュニティカフェのCafe Slow Osakaさんのパニーニは、お腹も心も満たすおいしさでした!!オシャレなケータリングブースは、やっぱりプロですね!
北加賀屋で自家焙煎コーヒ豆を売っている、ジャンゴコーヒーさんも参加してくれました!
寒い雨の日には、あったかいコーヒーが身にしみました。
“すみしゅらん”という企画には、住之江の飲食店が10店舗も集まり、それぞれが住之江の名産を使ったメニューを競いました。
どれも、アイデア溢れる美味しいメニューばかりで、住之江の魅力に改めて気づくことができましたね。
会場には、淀川テクニックさんの「若林100年ブランコ」も設置されていました!
そして、2つのまちなかプログラムも開催しました。
ひとつめは、工事現場の仮囲い壁に、野菜の絵をかくウォールペイントプロジェクト「野菜と野菜をつなごう」。
作家さんは、小池一馬さんと、彦坂敏昭さん。
各々が自由に野菜の絵を書いて、それをつなげて一つの大きな壁画を完成させるというもの。
野菜のモチーフは、みんなのうえんの野菜や、映画「よみがえりのレシピ」に登場する野菜たちなどです。
会場が、CCOまでの道だったので、老若男女ふらっとみんな足を停め、野菜をひとつ描いていってくれました。
もう一つのまちなかプログラムは「みんなのうえんツアー」。
CCOから出発し、みんなのうえん第1、第2農園を見学します。
都市の中の農に興味を持って下さった方が、ご参加してくださいました!
第1農園では、まだまだ採り時真っ盛りな、“ゴールドピーマン”と“ブラックチェリートマト”を収穫してもらいました。
そして、その場で試食会!
ピーマン、生で食べられると思っていなかったのですが、参加者の「おいしいよ!」という声をきっかけに、みんなでかじりつきました。
第2農園では、サロンやキッチン、新しく農園にやってきた「Parabolic Farm(パラボリックファーム)」を案内しました。
あいにくの天気で、予定していた農体験はできなかったので、パラボラの上に乗ってみてもらいました!
まちなかプログラムも無事に終わり、ワークショップ&マルシェも大盛況で、あっという間に次のプログラムの時間を迎えました。
まだまだ、お客さんはたくさんいましたが、次は目玉プログラムの映画上映+トークセッションです。
上映する映画は「よみがえりのレシピ」。
山形県庄内地域の、在来野菜と人を結ぶドキュメンタリー。
農でまちを元気にすることを目指すみんなのうえんにとって、絶対ヒントが隠されていると思い、上映することになりました。
また、映画の後は、監督の渡辺智史さんと、コミュニティデザイナーの山崎亮さんのトークセッションも行われました。
会場には100名を超える方にお集りいただき、農がつくる地域の未来について、大いに話が盛り上がりました。
最後には、監督、山崎さん、出展者の方を交え、交流会を行いました。
今回、山形と大阪がつながり、多くの方とお話する機会をもつことができました。
北加賀屋にも少しずつ「農のある豊かな暮らし」が広がっていけば良いなぁと思います。
「みんなのうえん祭2013」に出店してくださった皆さん、みんなのうえん祭のボランティアスタッフのみなさま、全面的に協力して下さった住之江区さん、ありがとうございました!
そして、ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
来年も是非、開催できればと思っています!