和歌山で自然農法で農業を営んでいる、米市農園さんに見学にいってきました。
今回、 DESIGN EASTでのみんなのうえんのケータリングで農園を知ってくれた、「greenz.jp」のライター、ヘメンディンガーさんにご紹介していただいたご縁で、お邪魔させていただくことができました。
米市農園を営まれている高橋洋平さんは、人間や土地に害がなく、持続可能な農のあり方として、2004年から一切農薬や肥料を使わない「自然農法」での農業に取り組まれています。
自然農に絶対的なこだわりを持ちながらも、高橋さんは「ようへいさん」と周りの人から親しまれているように、とても人柄も良く、何も知らない僕たちに丁寧に取り組まれている活動について説明してくださいました。
これは、もともと水はけの悪い土地に、溝を掘って水はけを改善したところです。
“自然農”とひとくくりにしても、その中には様々な考え方や微妙な方法の違いがあります。
高橋さんは10年近く自然農で取り組まれていますが、まだ色々実験しながら模索していると仰っていました。
畑をいくつかにわけ、微妙に種まきの仕方や雑草の扱い方を変えて、自分たちの環境にあった自然農のあり方を追求しています。
畑の案内をして頂いたあと、自分たちでつくったという木造の民家風カフェにお邪魔させていただきました。
かなり大きな平屋の木造建築ですが、セルフビルドとは思えない程立派で雰囲気のあるオシャレな空間でした!
なんと今回は、畑を案内していただけるだけではなく、自家製のピザまでごちそうになることに!
これまた自作の石釜で焼き上げる、とれたて旬の野菜を使ったピザをいただきました。
上に乗っているのは、シャキシャキの白菜です。
白菜ピザははじめて食べましたが、野菜と生地の甘みがとても合っていてすごく美味しくて感動しました。
また自家製酵母でパンづくりもされていて、いくつかパンも購入させていただきました。
御礼に薪割り。
貴重なお話と美味しいピザと、気持ち空間でまったりしていると
「じゃあ、俺いくわー!」と風のように次のお仕事の現場に去っていかれました。
突然でびっくりしましたが、自然農と同じで、無理のない自然な生き方をされている姿に感じるものがありました。
しばらくまったりさせていただき、奥さんと娘さんに見送られながら米市農園を後にしました。
その後、古民家を自分たちで回収したという、今回紹介していただいたライターさんのお宅にもお邪魔させていただきました。
旦那さんが自分でなんでもできてしまうスゴい人で、建物のリノベーションや薪ストーブの熱を利用したボイラーまで自作されていました。
古民家の気持ち良い空間を体験させていただきました。
ご近所の解体現場などからいただいたという、瓦や木材が庭に積まれていて、これがどう化けるのかとても楽しみです。
豊かな自然と、日本の古来からの風土に合った暮らしを体験できた一日でした。
みんなのうえんにも、取り入れられることがないか、これから考えていきたいと思います。