四季それぞれ季節の変わり目に合わせて行われる、薬膳料理教室の秋回が10月4日におこなれました。
講師はいつもどおり、堀内 知美さん。
国際薬膳学院で薬膳を学ばれ、様々なイベントや講座で薬膳の講師をされています。
今回は通算3回目ということで、少し踏み込んだ薬膳の考え方も座学で学びました。
薬膳の考え方の基礎となる五臓について、それぞれの役割と体の不調との結びつき、季節によっての巡りの変化などを中心にレクチャー。
レシピで学んだ料理だけではなくて、普段の生活にもきちんと応用がきくようにとのこと。
難しい内容だけど、聞くと「確かにそうだよね」という部分が多く、昔から多くの人の知恵や経験が積み重ねられた分野なんだなぁと感じました。
基礎知識を学んだら、今日の料理に取り掛かります。
秋は「白」の食材がいいということで、ふんだんに白を取り入れたメニューです。
・百合根リゾット
・鶏肉の白葱ソース
・根菜の甘酢漬け
・無花果の田楽
・里芋のお汁粉
いちぢくの田楽や、里芋のお汁粉など、聞きなれないメニューも!
丁寧に料理の流れもレクチャーしていただき、みんなで協力して料理していきます。
料理得意な参加者が、普段あんまり料理しない人をフォローしながら、サクサクお皿が仕上がっていきます。
食材は、普段家庭でも馴染みのあるものばかり。
堀内先生曰く、薬膳は継続していくことが大切。
手に入りにくい漢方や生薬を使うことよりも、きちんと知恵を身につけて普段の生活に無理なく取り入れていくことが重要です。
もうひとつ大事なのは、「おいしいこと」。
食べて美味しいものは、体にもおいしい。逆に無理して食べても、食材のもってる薬効は十分に果たせないのですね。
さて、料理ができあがりました!
テーブルにみんなで並べて、いただきます!
思ったよりもたくさん出来上がり、お腹いっぱいになってしまいましたが、
とてもおいしい薬膳ランチでした。
いちぢくの田楽、想像できない初めてのメニューでしたが、かなり美味しかったです!
次回は冬の薬膳で、みんなのうえん四季薬膳シリーズは最終回となります。
日程は1月10日を予定しています。