活動日記
2013年11月11日
第4回 種から育て子ども料理教室を行いました!

11月10日、第4回目の種から育てる子ども料理教室が行われました!
早速、当日の様子をご報告しますね!

教室が始まった時の天気は曇り。
いつもなら室内でお料理をする「キッチン」から始めますが、この日は雨が降らないうちに農園で作業をする「ワーク」と「ガーデン」から始めました。
まずはオリジナルのものづくりを行う「ワーク」。
今日は、北加賀屋みんなのうえんにあるアート作品「Parabolic Farm(パラボリックファーム)」がワークの舞台です。

この作品は、先日、第2農園に来たばかり。
現代アーティストの“國府 理(こくふ おさむ)”さんの作品です。
西宮の大谷美術館で展示されていた作品です。
みんなのうえんを共に運営している、おおさか創造千島財団さんの繋がりと、出資によって展示終了とともにこの北加賀屋までやってきました。

國府さんプロフィール:http://www.artcourtgallery.com/artists/152/

このパラボラの中には農園の土が入っていて、そこにクローバーの種を植え、育ってきた植物で絵を描きます。

まずは、スタッフ・さとちゃんも交えて、パラボラにどんな風に種を蒔くかをみんなで話し合います。
自由に種を蒔いていいよと言われると、真剣に考え始める子ども達。

くるくるの線、かわいいですね!

みんなで話し合った結果、スタッフ・さとちゃんが書いたかわいいスマイルに、子ども達が考えたくるくるの髪の毛と丸のほっぺたがつきました。
可愛らしいですね!

子ども達も気に入って、「これで行こう!」と即決。
考える時間、わずか5分。笑

決まると同時に、農園に飛び出して作業開始!
種を蒔く位置を下書きします。

位置が決まったら、少し深く掘って種を蒔きます。

よく育ちますように!

あっという間に完成!

できたら、水やり。
この作品、なんと上のノズルが水を放出しながら回転してスプリンクラーになります!
子ども達は、種と一緒に自分たちも水浴びをしました。笑

引き続き、農園で「ガーデン」の授業をします。
これまでの授業で植えたベビーリーフをまびいたり、サニーレタスのやわらかい部分をちぎったり…
このまびきの作業は、野菜が大きくなっていくお手伝いをします。
やわらかくておいしいまびき菜ですが、一般的には流通していません。
すぐにしおれてしまうまびき菜は、流通に向いていないのです。
これを食べられるのは、自分で植物をつくっている人の特権なんだそうです。

ワークとガーデンが終わる頃、外では雨が降り始めました。
次は、建物の中に入ってお料理をします。
今日の「キッチン」のテーマは、こちら。
ひとつは、時間と手間を加えると変化する「成長」。

今日の食材には、卵とチキンがあります。
どちらも同じ鶏ですが、成長とともに変化します。

そういえば、先ほどの作業も、成長する過程でまびいてあげることで、残った野菜が大きく育ちます。
先ほどまびいたものをしっかり洗っています。

もうひとつは、火と手間を加えると変化する「料理」。
卵は茹でてゆで卵に変化。
もうひとつ、焼いて薄焼き卵にも変化します。

今日の料理に使うお野菜はたくさん!
他の食材も切っていきます。

玉ねぎ、涙が出る~!

さて、食材の準備ができたらまびき菜ロールをつくります!
まきまきするのはトルティーヤ、巻き寿司、生春巻きです。
りえ先生に、ライスペーパーがお米でできていることを教わって驚いた子ども達。
早速、ライスペーパーを水にさらしています。

やわらかくなったら、食材を乗せて巻きます。
上手にできるかな?

巻き寿司やトルティーヤにも挑戦!

慣れてきた頃には、真剣な表情で食材を見極め、「顔」をつくりました。
周りで見守るスタッフからは「アーティスティックだね~!」と賞賛の声が!

完成したものは、りえ先生が切ってくれました。
中はどんな風になっているかな?

ジャーン!
彩り鮮やかで食欲をそそりますね。

では、みんなでいただきまーす!
とれたてのまびき菜もいい味出しています!

今回も、内容盛りだくさんだった「種から育てる子ども料理教室」。
次回も、楽しい&おいしい教室を予定していますので、ぜひご参加くださいね!