毎年実施している「種から育てる子ども料理教室」が今年も帰ってきました!
先生もちろんは、東大でこどもの教育を研究している福本 理恵さんと、料理研究家の堀田 裕介さんです。
今年一回目の「たねこど」は、農園をホリデーコースで利用してくれている子どもたちの団体向けの教室です!
このチームは、毎月採れた野菜で料理を楽しんでいますが、今回は特別なプログラムで、
おいしい料理の作り方を学ぶだけではなく、野菜のもっている魅力や、命のことについても学びます。
今回の教室のテーマは、「タネとマメ」。
みなさんは、タネとマメの違いってわかりますか?
「違いもなにも、全然別物やん!」と思いませんか?
マメといえば、枝豆、グリーンピース、小豆やピーナッツなどが浮かぶと思います。
タネといえば、、、タネとしか良いようがない??
実は、こういう普段食べているマメは全部、イコール「タネ」なんですね。
マメは、タネを食べる野菜なんです。
今回は15種類のマメと、ひっかけ問題でタネを数種類混ぜて、
みんなに偽物のマメを探してもらうクイズからスタートしました!
(みなさんも、上の写真から、どれがタネか探してみてください。)
タネとマメの違いを理解したところで、畑に出て種蒔きと収穫を行いました。
夏の間伸びた雑草をぬいて、土を耕し水をあげてからタネ蒔きをしました。
冬にもおいしい野菜が食べられるように、しっかりと水をあげて仕上げ。
畑でもひとつお勉強。
育ちすぎたゴーヤとオクラを解体してみます。
(左のオレンジと赤色の物体は、熟れたゴーヤです!)
中を空けてみると、さっきみたタネが!
食べごろのオクラやゴーヤとも見比べて、野菜が命をつなぐためにちゃんと生きていることを実感しました。
みんな、普段食べているものと、タネが結びついた瞬間でした。
さて、畑しごとが終わったら、みんなでお昼ご飯づくりです。
今回つくるのは、
・ビーンズピタパン
・ビーンズスープ
のふたつです。
同じマメでも調理の仕方によって、食感や風味が全く変わることを学びます!
プロの料理人に、料理のコツも教わりながらの贅沢な料理教室。
大人でも勉強になることばかりです。
みんなで力を合わせて、おいしい料理ができてきました!
スープチームは、みんなにスープを入れてあげるところまでやります。
ピタパンは挟むとこんな感じ。すごくおいしかった~。
みんなでいただきます!
命の巡りを感じながら、みんなでつくる料理は格別ですね。
こどもたちも、今日学んだことを思い出しながら、これからの畑でのできごとを楽しんでもらいたいなと思います。