神戸芸術工科大学の環境・建築学科の1年生の実習で、学生のみなさんが北加賀屋にお越しくださいました!
僕たちが北加賀屋の案内をさせていただくことになって、色々な拠点や活動している人を紹介してきました。
当日のレポートと一緒に、この機会に北加賀屋のことをこのブログでもちょっとご紹介できればと思います。
この日は雨上がりで少し肌寒い天気でした。
この北加賀屋地域の歴史や今のことなどを簡単に説明したあと、みんなで北加賀屋のまちをねり歩きます。
まず目にとびこんでくるのは、住戸の壁面に描かれた、牡丹 靖佳さんによる「おうまさんのひっこし」のロバの壁画。
壁に残された昔の隣家の日焼け跡をロバ小屋にみたてた、地域のこどもたちとつくりあげたアート作品です。
北加賀屋を案内するときの定番になっていますね。
まずは、北加賀屋のインフォメーションセンター兼ギャラリーバーの「ク・ビレ邸」へご案内。
古い二軒の長屋をつなげて改修した拠点です。
長屋の雰囲気を残しつつ、アート的な雰囲気も入り込んだ独特な空間。
ここでは、写真展や演劇、音楽イベントなど様々な催しも行われています。
こちらは、アートや音楽の大きなイベントが行われている「クリエイティブセンター大阪(CCO)」
この空間は、元々舟の原寸大の製図をおこなっていた製図室。大空間にも関わらず途中に柱がない構造になっていて、とても開放感のある場所です。
建築系のみなさんは大興奮でした!
こちらは、最近コーポ北加賀屋にやってきた、「FABLAB Kitakagaya」さんの工房。
ここは、レーザーカッターや3Dプリンターなど、テクノロジー工作機器を備えた市民工房です。
パソコンから出力されたデータをもとに、機械が自動でものをつくってくれる機械がたくさん揃っていて、
登録して、講習を受けたりすればだれでもこういった機械を使うことができる、市民に開かれた工房になっています。
こちらもモノづくりということで、みなさん興味津々でした。
その後は、元木炭の貯蔵倉庫を改修してつくられた劇場「カナリヤ条約」。
工場の外形の中に、家型の劇場空間が入り込んだ構成の建物です。
こちらは、ク・ビレ邸ではできない大きさ、CCOでは少し大きすぎるといった、中間的な催しが行われる会場として利用されています。
演劇や音楽イベント等が定期的に開催され、地域の方もよく遊びにこられます。
北加賀屋にはこういった、ちょっと不思議な建築がたくさんあるので、みなさんのインスピレーションをちょっとは刺激することができたかもしれませんね!
色んな方に北加賀屋を紹介して、もっと沢山の方がまちに足を運んでくれるようになれば良いなと思いますね。
そして最後は、北加賀屋みんなのうえんへご案内。
ちょうど端境期で、あまり植物が多くはなかったのですが、dot architectsさんとつくった農具倉庫や看板など、この場所ならではのことをご紹介しました。
みなさん普段あまり農に触れる機会がないとのことで、色々な質問が飛び交い、有意義な時間にできました。
神戸芸工大のみなさん、神戸からはるばる北加賀屋までお越しいただきありがとうございました!
またいつでも遊びにきてくださいね!