10月1日から、大阪中之島公園で開催されている、
「水都大阪フェス2013 水辺のまちあそび」に出展しました。
今回、僕たちが出店したのは、“コア期間”といわれる11日から14日の4日間でした。
今年で5回目となる水都大阪は、大阪の秋のビックイベントとして知られています。
「都市の水辺の魅力をつかいこなす」コンセプトに、水の都大阪ならではのまちの楽しみ方を提案する
様々なコンテンツが詰まったイベントです。
→ 水都大阪フェス2013のHPはこちら:http://www.suito-osaka.jp/fes2013/
今回は、4日間日替わりでみんなのうえんコラボレーターの方々とワークショップを開催しました。
そして、のうえんの看板メニュー「グリーンスムージー」も4日間提供しました。
みんなのうえんのブースの場所は、中の島公園の天神橋の高架下。
日陰で涼しい風が吹き込む中、たくさんの人に参加していただきました。
「1日目 堀田さんのポップコーンワークショップ」
料理研究家の堀田裕介さんとロケットストーブを使って、ポップコーンづくりを行いました。
先日、grafさんがDESIGN EASTに向けて制作した「ロケットストーブ」。これの第一弾の活用として、その場で薪を割って火を起こすところからつくるポップコーンづくりのWSを行いました。
ワークショップの流れは次のとおり。
1). 薪を割る。
2). 火をくべる。
3). ポップコーン用乾燥とうもろこしから、粒を取る
4). LET’S POP!(塩こしょうとバター)
5). オリジナルのフレーバーを選ぶ
いつも何気なく食べているポップコーンづくりの工程を解体し、体験するワークショップです。
まず、薪をわって火をくべるところから。
ロケットストーブは、燃えだすと空気が自動で流れる仕組みになっているので、
普通の角材でもかなりの火力を獲得できます。
そして、こちらも普段あまり目にすることのない、ポップコーンに適した品種のとうもろこし。
これは、乾燥したものですが、もともと粒がかなり小さめの品種です。
これを手でもぎとり、鍋にいれます。
塩こしょうとバターを効かせ、ロケットストーブで煎ります!
焦げつかないように鍋を振ります。鍋の離し具合で火加減を調整します。
最後にフレーバーを選んで、フリフリして完成!
今回のオススメは堀田さんお手製のキャラメルシロップです。
その他にも、カレー粉や五香粉、コンソメなども用意していました。
イチからつくるポップコーンは格別ですね。
「2日目 やさいやさんの固定種の種まきワークショップ」
泉大津で、こだわり農家の野菜を販売している“やさいやさん”。
ご自身でも畑の経験もあり、みんなのうえんにも来てくれて、栽培のレクチャーをしてもらったり、
固定種の種を売ってもらったりしています。今回のグリーンスムージーも、やさいやさんの小松菜を使用しています。
そんなやさいやさんには、土から作る 固定種の種まきワークショップを行ってもらいました。
固定種とは、1世代で終わる種ではなく、種取りをつづければずっとその野菜を育てられる種です。
今、一般に流通されている野菜や種の多くは、「F1品種」と呼ばれるもので、種をとっても次の世代は同じ野菜ができないようになっています。
固定種は、未来へ命をつなぐ種。
ずっと育てていくうちに、その土地や食べる人にあった野菜に進化していきます。
そんな大切な種を、自分でつくった土で育てるためのプランターをつくります。
まずは、「種ガチャガチャ」で固定種の種をゲットします。
その次は、やさいやさん特製ブレンドの土を数種類まぜていき、ジュートのかわいいてさげプランターに土をいれていきます。
最後に、ゲットした種を丁寧にまいて、水をあげてお持ち帰りできます。
大切に家で育てて、また次の世代の種をとれるように、説明をします。
難しいかもしれないけど、頑張って育ててほしいですね!
「3日目 さをり織りでみんなのうえんコースターづくり」
農園メンバーでもある、さをり作家の方とのコラボで、オリジナルのコースターをつくるワークショップ。
季節の野菜のカラーに合わせた色の糸を用意して、野菜がもつ美しい色にインスピレーションをもらいながら、自分で織ります。
「さをり織り」とは、誰でも織れる機械を使って、感性に身を委ね、思った通りに自分を表現するための織りものです。
織り方はとてもシンプルなので、簡単なレクチャーを受ければ、こどもでも織ることができます。
今回は、最後にみんなのうえんのタグをつけて、かわいいコースターを作ってもらいました。
たくさんのカラフルな糸から選んでつくる、自分だけのコースター。
みなさん大満足で持って帰っていただきました。大切に使ってもらえると嬉しいですね。
「4日目 石山さんの紙すきワークショップ」
みんなのうえんの土作りを全面的にサポートしてくれている、蜜香屋の石山さん。
安納芋の焼き芋を売っていたり、農家さんや飲食店とのコラボで商品を開発されていたり等、多岐に渡る活動をされています。
今回は、奈良のケナフの生産者さんもお越しいただき、
みんなのうえんの花やハーブのコラボの紙すきをつくるワークショップをひらきました。
花びらをちぎったり、葉っぱを配置したりして、世界にひとつだけの紙をつくります。
ケナフを溶かした紙の原料を、枠に流し込み、花や葉っぱと一緒に乾かして紙にしていきます。
どんな草花でも紙にできるので、色々なバリエーションを試せそうですね。
いつも当たり前にある紙も、自分で作ると特別なものに変わります。
紙もこうやって出来上がる過程を知ってもらうことで、モノを大切にする心を育んでもらえればいいなと思います。
「みんなのうええん特製グリーンスムージー」
そして、定番メニューのグリーンスムージーも4日間大好評でした。常に行列で、休憩もほとんどとれないほどでした。
お越しいただいた皆さま、本当におりがとうございます。
たくさんの子どもたちも、グリーンスムージーづくりを体験してもらえました。
普段食べられない野菜も、自分でつくって、甘くて飲み易いスムージーだと飲めるようになります。
自分でつくる楽しみから、少しずつ野菜を好きになってもらえると良いですね。
みんなのうえんキッズたちも、接客をがんばってくれました。
もう、慣れた手つきですね。なにも言わなくても色々やってくれます。まだ小学4年生、すごいです!
4日間で1000人近くのお客さんに、みんなのうえんのブースにお越しいただきました。
たくさんの方と出合い、みんなのうえんのことを知っていただけ、本当に良いイベントでした。
また、機会をいただければ是非参加したいです。
水都大阪のスタッフのみなさま、ありがとうございました。