以前のブログでも何度か登場していた、彫刻家の西村正徳さんのO2ひまわりが第1農園にやって来ました。
O2ひまわりは西村さんが、神戸にとって震災を機に復興を象徴する花ともなった『ひまわり』をモチーフに、工業用酸素ボンベのみを使用してつくって頂いたのをみんな農園用にアレンジしてくださったものです。
今回は、西村正徳さんとその奥さんに北加賀屋みんなのうえんへお越しいただき、作品の設置を行いました! 作品設置のコーディネートをしてくださった、アートコートギャラリーのスタッフさんにも協力していただきました。
西村正徳さんには設置作業の合間にお茶の差し入れをしていただいたり、工具の使い方を柔らかい物腰で丁寧に教えていただきました。
そのおかげもあってか楽しんで設置作業に取り組めました。
ここからは作品が運び込まれてから、設置までの様子をレポートしたいと思います!
西村さんのトラックに乗って、大量のひまわりとボンベが運ばれて来ました。
ひまわりの下の黒い筒は、酸素ボンベをカットしたもので、繋ぎ合わせるために穴が空いています。
組み立ての際には、写真のように一本一本をボルトとナットで繋ぎ合せて行きました。
これが意外と大変で、地面が平らでなく、作品自体も全部で200kgくらいあるため、穴の位置を合わせるのが難しく、のうえんスタッフは苦戦しました(笑)
遠目から見るとこんな感じです。
最初はうまく穴の位置を合わせられなかったのですが、私達のうえんスタッフも途中からコツを掴んで来て、TOKIOになった気分で楽しんでました(笑)
ボンベを連結させた後は、ひまわりを設置し、塗装を補修したり、ソーラー電球をつけたりしました。
余談ですが、西村夫妻は手慣れた様子でのうえんスタッフの僕らの倍くらいの速さで作業していました。
そして4時間後…
ついに完成!!
のうえんの様子もガラリと変わりました。
Before
After
通りすがりの高校生も、「何これっ、おもろいな」と言っていたり、かなり目を引く様子でした。
一旦、作品自体は完成しましたが、作品の土台部分に花を植えたりしても面白そうだなとみんなで話していました。
西村 正徳 / Masanori Nishimura
1967年愛知県生まれ。大阪芸術大学工芸学科卒。卒業後彫刻活動を始め、金属による野外彫刻作品から、近年では巨大な傘に無数の穴を開け光を透過させたり、メッシュシートの重なりによるモアレ現象を体感する作品など、環境と呼応した体験型の作品を多く手がけ、常に自然と向き合う緊張感を絶妙なバランスで内包させた作品制作を行っている。2011年おおさかカンヴァスプロジェクト。2013年神戸ビエンナーレしつらいアート国際展準大賞。2014年横須賀美術館企画キラキラ・ザワザワ・ハラハラ展。
<西村正徳さんWEBサイト>
・港都KOBE芸術祭(O2ひまわりが初めて展示された芸術祭)
:http://www.kobe-artfes.jp/artist12/
・西村正徳さん 公式HP
:http://m-nishimura.jp/Masanori_Nishimura_Sculpture_Works/Home.html
助成 おおさか創造千島財団
:http://www.chishimatochi.info/found/
協力 アートコートギャラリー
:http://www.artcourtgallery.com/