昨年10月ごろから進めていた、メタゲノム解析による土壌解析調査の報告会を開催しました。
このリサーチは、「YCAMバイオリサーチ」とともに進めてきました。
“YCAM”とは、山口情報芸術センターのことで、その中にあるラボの一つであるバイオリサーチでは、リサーチコストの劇的な低下などを背景に一気に身近になりつつある「バイオ」の世界を、アートやデザインのエッセンスを用いて私たちの暮らしと繋げる取り組みをしている、素敵なチームです。
はるばる山口県から、津田和俊さんと高原文絵さんのお二人にお越しいただきました。
津田さんとは、FABLAB Kitakagaya時代からのおつきあいで、今回もご一緒させていただきました。
久しぶりに会う津田さんは、もりもりに茂ったヒゲで、懐かしい朗らかな気持ちを僕たちに振りまいてくれます。
いつもありがとうございます。
今回は「メタゲノム解析」という、サンプルに含まれる微生物を丸っとゲノム解析してしまう技術を使って、土壌に含まれる全ての微生物の種類を把握するという調査を行いました。
一昔前は、「ヒトゲノムの解析が終わったー!!」というのが最新ニュースだったのに、今では一市民の私たちが遺伝子情報を覗ける時代なんですね!
展示では、リサーチプロセスを詳細に伝えました。
津田さんに解説してもらいながら、ギャラリートーク。
今回は、北加賀屋と山口、津田さんのご実家である岡山の土壌サンプルを比較しました。
すげーたくさん微生物いるんやなー。と思いました。
細かくはわかりませんが、なんとなく微生物の種類数の違いを見ながら、それぞれに思索を巡らせます。
外に出て、実際にサンプリングした場所をチェック。
みんなのうえんは色んな農法でみなさん野菜を育ていて、野菜の出来にも場所によって多少の違いがあるように感じていたですが、微生物の構成には有意な差は見受けられず。。。もうちょっと詳細を見ればわかるかもですが・・・。
とはいえ、新しく土を搬入した場所、田んぼ、パラボリックファームの土は、やっぱり少し結果の感じが違い、面白かったです。
最後はバイオの今後の向かう先や、YCAMの活動について色々とお話。
津田さん、高原さん、YCAMのみなさん、本当にありがとうございました!!