活動日記
2013年6月22日
自然農法の田植えに挑戦しました!

6月吉日、NHK総合「ぐるっと関西 おひるまえ」で講師をされている畑明宏さんの農園見学に行ってきました!
畑さんは、自然のサイクルを大切にした自然農法をされています。
この日は、畑さんに教わりながら、今まで体験したことのない田植えに挑戦しました。

この日は晴天。
絶好の田植え日和でした。

まずは、稲の取り方から教わります。
稲の根っこの流れにそって取り分けていきます。

籾殻(もみがら)から根が伸びている様子を観察するこどもたち。

気合いみなぎる大人たち。

今回の田植えは、水をはっていない田んぼで行います。
よく見ると、去年、稲を刈った跡が残っています。
今年、植える稲は、この刈り取った稲の根をつたって大きく育つそうです。
まずは、移植ゴテを使って、土に穴をあけます。

そこに稲を深めに差し込んで、周りの土をぎゅっと固めます。
稲を深めにさすことで、後から田んぼに水を入れた時に稲が浮いてくるのを防ぎます。

こちらは通称「はた棒」。
稲と稲の間(大体40cm)を測ることができます。
畑さんの田んぼでは、おうちで食べるのに必要なだけを作っているので、一般的な稲の間隔より広いそうです。

田植えの仕方を教わったら、みんなで田植えです!
「頑張るぞーーーっ!」

早速、田植えに挑戦!

最後に周りの土をぎゅっと固めるのも忘れていません。

田植えの魅力に取りつかれた大人たち。
黙々と修行のように田植えをする人、みんなでわいわい話しながら田植えをする人など、さまざまです。

一方、こどもたちは普段あまり見ることのない稲の苗に興味津々です。

みんなが作業に一生懸命になっている間に、畑さんが休憩用のテントを張ってくださいました。
竹を利用したテントです。

あっという間に、こどもたちの休憩所になりました。

大人も休憩中。笑

田んぼの横にある水路は、天然の冷蔵庫。
とっても冷たくて、作業の間の休憩に最適でした。
お茶は水路で冷やしました。
まるで映画みたいな素敵な光景です。

さて、田植えが始まると同時に入れ始めた水が、徐々に田んぼに広がってきました。

「水が入って喜ぶ生き物もいれば、そうでない生き物もいるんだよ。」と畑さんが教えてくださいました。

水かさが増すにつれて、作業が思うようにしにくくなりました。
水を張った田んぼでの田植えのコツを、改めて伺います。

コツを掴むと、また夢中で田植え続行です。

手作業の味が出ていますね。
ちょっと歪んでいるのも手作業ならではです。

その頃、子どもたちは近くを探検したり…

田んぼで泥水の掛け合いをしたり…

癒し担当ののうえんメンバー・やさいくんと「お米ダンス」を踊ったり、しっかり楽しんでいました。

よく育ちますように!

田植え後は、みんなで記念撮影。
「米」のポーズ!

田植え後は、畑さんの大切な農具を紹介していただきました。

こちらは足踏み脱穀機。
稲穂からお米の部分だけを取り外す機械です。

こちらは唐箕(とうみ)。
風で、お米とゴミを仕分けます。

こちらは脱穀した後にできる藁です。
畑で野菜を育てる時に使います。
全く無駄がないですね。

畑さんの畑も見学させていただけることに。

ここで今、育てているキュウリは、去年植えた茄子の枯れた枝を支柱代わりにして、すくすく伸びていました。
おうちで出た生ゴミを肥料にする時は、土に混ぜると、うまく混ざり合い、カラスがつつきに来ることもないそうです。
こうした一手間が大切なんですね。

また、「全ての野菜が100点である必要はない。50点の野菜がたくさん集まったら100点になる。」と
教えていただきました。
これを聞いたのうえんメンバーは、「全部の野菜を立派に育てようとしていたけど、それを聞いて安心した。」と
ほっとした表情になりました。
中には「今日から畑さんのことを神様と呼ぼう」と言うメンバーも。

畑の横には、木の葉の山が。

「腐葉土を作る時、じっくり時間をかけてその土地にある土と混ぜてあげたら、においもしない、
その土地に合ったものが完成するよ。」と教えてくださいました。
実際に、畑さんが作っている腐葉土のにおいをかいでみましたが、全くにおいがしませんでした。

最後は畑さんのお宅へ。
畑さんのお宅の前では、一畳菜園をされています。
木箱を使うことで、簡単に菜園を始められます。

とっても可愛いですね!
この後、畑さんこだわりのお宅を紹介していただいたり、ヘルシーなおやつをいただいたり、
丸一日、充実した時間を過ごしました。

畑さん宅前で記念撮影。
貴重なお話とおいしいおやつをありがとうございました!

帰りは、一家で最寄り駅まで送ってくださいました。
別れ際、今日1日で意気投合した、畑さんとのうえんメンバー・やさいくんの包容も見られました。

あたたかいおもてなしと癒しの時間を、ありがとうございました!