活動日記
2017年4月25日
気軽に薬膳セミナー “春にとりたい食材研究”

みんなのうえん恒例の薬膳料理教室、2017年度1回目を開催しました!
 
今年度のテーマは“食材”。
薬膳の視点から食材の効用や使い方、季節の特徴、おうちですぐ出来る薬膳料理を学べます。
今回は春にとりたい食材について学んだあと、先生おすすめの食材をたっぷり使った調理に挑戦しました。
 
kigaruniyakuzen06

 
まずは、薬膳の世界の「季節」のお話から。
 
春は草木が上へ上へと成長する季節。人間の内側の気も上がるそうです。
いいことかと思ったら、情緒をコントロールするためには気が下向きになることも必要なんだとか。
 
そこで先生が出してくださったのが、菊と決明子(ケツメイシ)のお茶。
(決明子はエビスグサという植物の種で、煮出したものは「ハブ茶」と呼ばれるそう)
 

お湯を注ぐと菊の花がぱっと開いて、とってもきれい!
 
菊の旬は秋。秋は春の逆で、気が下に向かい落ち着いてくる季節だそうです。
内側の気が上がりすぎないよう、うまく季節の特徴を体に取り込んでいくのが大事なんですね。
 

kigaruniyakuzen08 
今回参加されたのは食や健康に関心のある10名。
ほんのり菊のいい香りが漂う中、リラックスしながらお話を聞かれていました。

春の養生のためのおすすめ食材は、アブラナ科、セリ科、ユリ科のものだそう。
「科」と言われるとちょっと難しく聞こえましたが、キャベツやブロッコリー、セロリ、玉ねぎなどよく知ったものもたくさん。
 

kigaruniyakuzen04
 

食材それぞれのもつ力を教えていただいたあとは、いよいよ参加者みんなで調理スタート。
春の食材は色鮮やかで、目にも楽しいですね。
 

kigaruniyakuzen02
 

kigaruniyakuzen05
 

kigaruniyakuzen01

 
みなさんお話ししながらも作業がすばやい!
たった1時間で春の薬膳プレートが完成しました。
 

kigaruniyakuzen03
 
一品ずつの手順は本当にかんたんなのに、身体に染み込んでくるようなお味に感動。
先生はおうちでも「ご飯は1時間以内で準備する!」ということを実践されているそうで、女性参加者は共感しきりでした笑
 
次回は“梅雨にとりたい食材”をテーマに開催!
6月11日(日)、薬膳カレーと石窯ナンを作る予定です。
ぜひご参加ください。